大きな声の独り言シリーズ
実力とは……
結論から先に書けば、「実力」とは、どこまで行っても「基礎力」です。
私が書けば、「音楽のことかな?」「楽器のことかな?」と思われる方が多いと思いますが、全てにおいて言えるのではないかと思います。
ただ、私はドラムに関してしか例える事ができないのでそれで書きますが、日本人が昔から職業にしろ趣味にしろ「道」として探求してきたものは、それぞれの得意分野での「道」を通して「生きることの本質」を探る事だと理解しています。
「道」を探求し極めようとする人は、ジャンルや専門分野を超えて「道」を探求する人々全てから学びを得る事ができるし、全ての「道」を歩む人と深い部分で共感し繋がる事ができますよね😌
私のレッスンのやり方を公開します。
まず、入門したばかりの初心者の方に教えるのは、リズムパターン4つ、フィルイン5つだけです。
A4の紙一枚の情報のみです。
できるだけすぐに好きな曲を叩くための最低限必要な最小の情報のみです。
目的は、習い始めて2週目からでもすぐに好きな曲に取り組むためです。
握り方とかフォームとか、質問がない限り一切気にしません😁
好きな曲を好きなように叩いてみる事だけがこの時点での目的ですから。上手に叩くことなんて考えない、考えさせないようにします。
それはこの時点で目的ではないです。
この時点では「基礎練」なんてクソ喰らえです🤣
ワンタッチテントをパッと広げて、砂浜で日よけにしてゴロンする感覚です。
「ペグって何?」「わ〜、風が吹いたら飛んでく〜😆」なんて言いながら楽しければいい段階です😝
紙切れ一枚の情報のみで、何曲叩けるようになるか曲を増やします。
やってれば必ず「欲」が出ます。←これが才能。
欲のない人に教えるのが一番しんどい💦
さて、入門→初級→中級→上級に行くに従って、基礎練に使う時間の割合が増えていきます。
当然、生徒さんの「欲」に従って増やしていきます。
中級以上では、ほとんどの場合基礎練しか教えないかもです。曲なんて既に自分で耳コピ毎週一曲くらい出来ちゃいますから。
建物を考えてください。
高くて見栄えのいい建物を建てようとするほど、「基礎」を深く掘らなければなりません。
DIYで小屋建てる時も、基礎だけはプロに任せたりしますよね。
何事においても「基礎」が基礎であり、これを深く掘る事が「道」に繋がると思います。
何か一つのことに対しての基礎が深い人は、初めての事に取り組んでも「中の上」まですぐに到達すると思います。特に、自分で基礎を深く掘る努力をどんな分野ででも経験した人は上達が早いです。音楽が初めてでもです。
さて、実力の話に戻ります。
基礎を深く掘り続ける努力を継続して続けていれば、「実力」を持った人にはすぐに認められます。
ジャンルを超えて「実力」のある人は、自分で基礎をかなり深くまで掘り続けているから、基礎を掘り続けている人の道筋は一瞬でわかりますよね。
だから、基礎を深めていけば実力のある人に認められるのは一瞬の出来事です😁
他人から「認められる」ことに苦労する場合は2種類あると思います。
第一は
「基礎の掘り方が浅すぎる」
第二は
「基礎の浅い実力のない人に認めてもらおうとしている」
どちらかだと思います🤣
私の考え方として……
「頑張って時間を使って実力の無い人に認められようとしてる時。相手の実力、基礎力の浅さを見抜けないほど自分の基礎力が浅い」
と考える方が、基礎が深まります。
実力が有れば実力のある人に認められるのは一瞬です。
実力が有ったとしても、実力の無い人に自分を認めさせることのほうが無限に骨が折れます。
相手に実力を付けてもらわねば、自分の実力を理解できないからです。
全て軸は自分。
掘り続けましょう😁👍🏼
「基礎力」は万国共通、国境を超えます。