Resonance Field

Drummer 古川”カルロス”日呂之 のブログ

株式会社 日本政府

日銀が株式会社だってのを知ったときは驚いた。
それでも政府が株を半分以上持ってるってので少しだけ不安は落ち着いた。

でも、実質的に完全に民間の市中銀行が通貨を発行している事実を知ったとき、さらに驚いて怒りすら覚えた。
彼らの良心と人情を祈る気持ちになった。

でもでも、日本政府、内閣府が「会社」として、それもアメリカで登録されていると知って怒りを通り越して絶望すら感じた。と、同時に全てのことが腑に落ちた。

新自由主義的な、いわゆるグローバル化が進んだ世界で「会社」とは、効率のみを重視して関連する下請けですら追い込んで利益を追及するような会社が増えている。
国民をいつでも解雇できる非正規の労働者のように位置付けて、不満が爆発するギリギリの食えるか食えないかのところで酷使して、働けなくなったら切り捨てる。

MMTのような新しい理論で、国は自国通貨建てでどれだけ借金しても破綻しないと言うが、その国が国じゃなくて「会社」だって話。
つまり、会社が借金を大量に抱えれば、キッチリ追い込みがかかるって話だと思う。

会社である政府が、本来持つはずの通貨の発行権を行使できるはずもなく、見た目は「日本円」だが本当はどこの国の何人だかわからない連中が発行権を握っている通貨を借金してれば、その追い込みもハンパない圧力だと容易に想像がつく。

IMFがこれまでに行なってきた発展途上国へのサラ金並みの貸付詐欺のことを考えれば、日本が今その立場に置かれていると考えるだけでもゾッとする。

つまり、国民の命より、借金の返済を優先させられるって話。

どうすればいいのか?

ここまで分かれば話は単純です。

誰の請負いだかわからない「会社」に国の運営を任せず、自国の政府をちゃんと、別に立ち上げるしかない。

随分前から「日本」と「日本政府」は全く別物だと主張して来たけど、こんな形でそれが証明されるとは……

「株式会社 日本政府」ではなく、「日本政府」を立ち上げるだけの話。

って事は、現状日本は国ですらない。